アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のストーリーの流れに沿った感想を1話~掲載しています。
攻殻機動隊 S.A.C.の感想本文にはアニメのネタバレが含まれる場合がありますので、ご了承の上お読みください。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第1話】のネタバレ感想
「公安9課 SECTION-9」
公安9課の草薙素子はビルの上から上へと飛んで爆弾を仕掛けて逃げる犯人の足を撃ち、飛び降りて銃を突き付けると世の中に不満があるなら自分を変えろと引き金を引こうとするけど仲間からの通信で止まったのはホッとしました。
料亭に外務大臣達が芸者ロボットに拘束された事件が起き、警察と軍が指揮権を巡って争っていたけど、荒巻が来ると場の空気が変わって公安9課が仕切る事になったのは偉い人のようですね。
陸上自衛軍情報部長の久保田を外に出して通信機で内緒話をすると、軍関係者が中にいる事が分かったけど荒巻に任せる事になってホッとしました。
素子の指示で公安9課の各人が料亭を囲み、素子とバトーは姿を消して突入すると人質を拘束していた芸者ロボットの頭を吹っ飛ばしたのは衝撃でした。
芸者ロボットをビルの屋上から遠隔操作していた男がいて、衝撃でダメージを受け逃げ出したので早く追い掛けて欲しいです。
現場は制圧したけど一人死亡の一人重体で、バトー達が犯人を追跡して捕まえたけどショートしたのは残念でした。
荒巻の執務室へ呼ばれた素子は久保田から重傷を負った女性は大臣の秘書で久保田の部下だったけど大臣の内定を進めていて、軍の機密情報を含む一ノ瀬レポートに興味を示す動きがあって秘書が何かを掴んだ可能性があるとは陰謀の予感がしました。
荒巻は大臣の身辺と料亭で何が起こったか調査するよう素子に指示し、自分は一ノ瀬レポートと軍を調べると裏取りするのはワクワクしました。
犯人は自分で記憶を焼き消したのはビックリだし、素子は落ち込んで射撃訓練するトグサに料亭内で何が起きたか調べる挽回のチャンスをあげたのは優しいです。
料亭の監視カメラを荒巻に見せると大臣が芸者ロボットと体を入れ換えて遊ぶ趣味があってトイレに行き、死んだ北米産業振興会の男の脳殻のパーツが足りないと分かったのは謎でした。
トグサの調べで大臣の脳殻が積み換えられた事が分かり、北米産業振興会が大臣と一緒に手ポートを持って飛行機でアメリカへ行こうとしたのはハラハラしました。
荒巻がスパイ容疑で大臣を拘束し、トグサがスーツケースの中身の脳殻を確認し、事件が解決したけど色々と根回しした手腕はお見事でした。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第2話】のネタバレ感想
「暴走の証明 TESTATION」
巨大ドームの作業員達が勝手に動く試作型思考戦車に誰が乗っていると慌てるけど、止まったと思ったら作業員達に向けて機関銃を撃って来たのはビックリでした。
大砲まで撃って戦車を爆破し、上で上層部の人間が見ていたけど状況が分からず、男がフェンス越しに「これでいいんだな加護」と呟いたのは何か目的がありそうですね。
バトーが小型思考戦車のタチコマに個性を出そうと天然オイルをプレゼントすると喜ばれ違いが分かるのは賢いです。
素子が来ると剣菱重工の演習ドームで新型の思考戦車が暴走し、搭乗者は一週間前に死んだ設計者だとは怪しいです。
素子が各仕事の指令が出ると、タチコマ達が楽しそうにお喋りしながら飛行機に乗り込むのは可愛かったです。
攻殻機動隊が現地に到着すると戦車が姿を現し、封鎖している警察に道を開けろと言うと、素子達が後を追うのは緊張しました。
荒巻は戦車を直前まで整備していた男に事情聴取しろとトグサに指示を出し、剣菱重工の上層部とは自分が話すとは格好良いです。
荒巻がデータを入手すると素子へと送り、サイトーが狙撃するけど戦車が躱して衛星とリンクしているとはビックリでした。
戦車は高速道路を進むけど剣菱重工は利益を優先して全てを話す気が無く、整備していた男も黙ったままなのはもどかしいです。
素子がどっちに行きたいのか確かめると攻撃すると、タチコマの一台がやられて救助待ちになったのに他のタチコマは行動解析されちゃうかもと羨ましがっているのは不思議でした。
戦車は大橋に入ったけどハイスペックの為にミサイルを発射元に返す事も可能なので攻撃できず、加護の脳が戦車のAIに繋いであるとはビックリでした。
加護は生まれつき体が弱く義体化しないと二十歳は迎えられないと言われたけど親が宗教的な理由で許してくれず、電脳化も出来なかったので28歳でこの世を去ったのは可哀想でした。
加護は両親に復讐する為に実家へ向かっているようで、強引に高速から降りて素子が止めようと飛び乗るけどイシカワが粘着力のある液体を撃って止めたのはグッジョブでした。
両親が家から出て来ると戦車が動き出したので素子が脳を焼き切ると、加護から鋼鉄の体を母親に自慢したいという気持ちを感じたのは切なかったです。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第3話】のネタバレ感想
「ささやかな反乱 ANDROID AND I」
女がビルの上から飛び降り、女が変電所で感電死して、女が池に入って浮かび上がって来ないのは怖かったです。
素子はアンドロイドを製造している会社に荒巻と行くと、アンドロイドが相次いで自殺した事件だと分かったのは衝撃でした。
荒巻が工場長と話をしている間に素子とタチコマが姿を隠して捜査を開始し、工場長からは古いタイプのアンドロイドでいつ終了するか分からないし、ユーザーが不適切な改造をする事が問題になっていたけど上層部は売れればいいという考えだったのは無責任ですね。
素子がハッキングするとウィルスを発見し、定期点検プログラムに紛れ込ませてネット接続してきたユーザーのアンドロイドに片っ端からウィルスを潜入させているけど、修理点検で回収された個体に時限式のウィルスが仕掛けられて工場のプログラムに侵入したとは計画的ですね。
ユーザーのリストを手に入れて優先順位を付けて当たる事になり、タチコマがお留守番だと言われるとお土産を要求して可愛かったです。
犯人は自分のアンドロイドだけは保護していて、コアなファンにより製造中止反対のクレームが入っていたのは怪しいです。
男が警察に見つかったとアンドロイドとイタリアに行こうと恋の逃避行でもするように車で出掛け、バトーとトグザが無理やり部屋へ入ってウィルスを発見したのはバレるのが早いです。
犯人の男はカナダ大使の息子・マーシャルで、高速を走っているから降りるよう誘導するのはドキドキしました。
GPSに介入してありもしない事故や渋滞を作り出して誘導すると、マーシャルはアンドロイドを連れて逃げ、特権免除を国が放棄したので逮捕が出来るのは動きやすいですね。
マーシャルが一緒にいたいだけだと銃をバトー達に向けると、アンドロイドが銃を捨てさせ本当に愛していたとは感情があるみたいでした。
トグサが家に帰ると妻が20世紀の映画を見ていると、マーシャルとアンドロイドが喋っていたセリフが流れて元ネタだと分かるけど、アンドロイドが最後に愛していると言うセリフが無かったのは本当に感情を持っていたと信じたいですね。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第4話】のネタバレ感想
「視覚素子は笑う INTERCEPTER」
雨の降る新浜県警に笑い男事件特別捜査本部が設置され、夜遅くまで残っていた山口刑事の所に丹生主任が現れ、仕事だと言うけど雨に濡れていて懐に手を入れたのはハラハラしました。
山口はトグサに電話して相談があるから会いたいと言うけど午前1時を過ぎていて、笑い男事件に本庁の上層部が関わっているとは不穏でした。
電話を切った後に山口は撃たれて高速道路から車ごと落ちたのはショックだし、トグサが新聞で知る事になったのは可哀想でした。
荒巻に相談すると3日間やるから何か見つけて来いとは話の分かる上司だし、上層部が何か企んでいるなら我々の出番だとは楽しそうでした。
山口の葬式にオグサが行くと妻から郵便物を渡されて、普通の人が映っている複数の写真だけとは謎でした。
トグサが顔を洗って給湯室でコーヒーを入れると鏡に映った自分を見て何か閃き、写真を確認するとカメラが無い事に気付いたのはドキドキしました。
トグサは刑事時代の同僚・深見に会い、笑い男事件で最初に標的にされた瀬良野に恨みを持つ重要参考人が現れたと言い、インターセプターを仕掛けてプライベートを丸裸にするとは恐ろしいです。
トグサは山口からの写真がインターセプターを仕掛けられた捜査員の目線だと分かり、県警の記録では健康診断時に特捜部の目に仕掛けられたとは恐いです。
素子はスラム街のような寂れた町のバーで情報を流してくれと頼み、店主とは馴染のようだけど終始姿を消していたのは用心深いです。
警察の息がかかっていないマスコミから丹生主任を直撃して報道され、警視庁では総監が何者かに荒巻を排除すると電話していたのはハラハラしました。
警視庁総監が会見を開き、丹生主任の犯行に仕立てて幕引きしようとしたけど、総監が引退後にオランダに移住しようとしている事を記者に突っ込まれて動揺したのは笑えました。
素子達もテレビで見ていたけど急に画面がおかしくなって、総監と同じ席に座っていた刑事部長が笑い男に体を乗っ取られ会見を茶番劇だと言い、三日後に茶番劇団の卒業生との同窓会で本当の事を話さないと殺すとはビックリでした。
刑事部長が倒れて画面が笑い男マークになり、荒巻が素子に状況確認を命令したのでこれから何が起きるのかワクワクしました。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第5話】のネタバレ感想
「マネキドリは謡う DECOY」
荒巻は行動を自重するように釘を刺されたけど、問題なのは衆人環視の中で総監暗殺を予告されていながらのんびりローラー作戦をしている本庁だとは怪しいです。
荒巻は6年ぶりに現れた笑い男を警視庁による自作自演の茶番劇だと思っていたのはビックリだし、特捜がナナオという人物を重要参考人として逮捕するつもりだけど今頃になって犯人である可能性がゴロゴロ出て来たとは疑わしいです。
荒巻は特捜を騙し通している何かと、笑い男を演じているナナオを同時に押さえれば何かが見えてくるとはワクワクしました。
バトーとトグサがナナオに張り付き、他はナナオの経歴を洗い直す聞き込みを開始したけど、素子は自分の外部装置で調べると単独行動を取っていたのはドキドキしました。
素子は6年前の事件の時に国外にいたから事件の風評が知りたいと知り合いの家に行って事件の記録を調べ、お天気中継の時に笑い男がアーネスト瀬良野に銃口を向けていたのはハラハラしました。
アーネスト瀬良野の身近な人物が電脳ハックされて犯行予告をしていたけど状況を甘くみていたせいで誘拐され、莫大な身代金要求があったけど足取りは掴めず生中継に現れたけど、目撃した者は男を笑い男の顔として認識し電脳化されていない浮浪者だけが顔を見たとは凄腕のハッカーですね。
笑い男は企業脅迫を複数回繰り返した後に忽然と姿を消したとは謎だけど、素子は議論している評論家達を見てナナオの事件から外れてパズとサイトーと警視総監の護衛に付くとは自由ですね。
ナナオは総監暗殺予告をしていなくてパソコンの前にずっと座って誰からかの電話に出てメールを打つだけとはもどかしいですすね。
当時のナナオを知る者の証言は記憶を上書きされていた事が分かり、特捜では見破れないほどに功名だとはドキドキしました。
バトーとトグサがナナオの部屋へ踏み込むと女性の人形が座っていて、ナナオは別の場所で笑い男として歴史に名を残すと喜んでいたのは嫌な奴です。
バトーがインターセプターで特捜の目を盗んでいると気付いて、素子がウイルスを送って来ていると言うとバトーが発信先を突き止めようとし、ナナオが数字の羅列を送信したのは怖かったです。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第6話】のネタバレ感想
「模倣者は踊る MEME」
ナナオは自分の仕事が完了したので特捜が見つけてくれるのを待つだけと言うけど扉の鍵が開いたのは誰が来るのか緊張しました。
警視総監の警備に付いている者は電脳汚染が確認されたからチェックするよう指示があり、素子もウイルスを検知したと荒巻に報告するけど発症しなければ種類を特定できないとは面白がっているように見えました。
ナナオの部屋に来た男は銃を取り出して引き金を引き、生死は関係なくて笑い男だったらしいという事実があればいいと殺したのは怖かったです。
総監が演説しようとするとSP達が取り囲み、会場内にいる全ての人間の電脳チェックをするからスピーチを遅らせるようお願いすると、素子とパズが動き出し指揮官かSP全員が怪しいとはドキドキしました。
素子とパズが走り出すと総監の横にいたSPが粛清の始まりだと総監を襲い、素子が老後を集中治療室で過ごしたくなければ大人しくしていろと総監に言ったのはスカッとしました。
素子がSPの脳をハッキングするとウイルスがコピーされていて警告音が鳴ると素子からバチッと煙が上がってトラップ付きとは危なかったです。
バトーとトグサが到着するとナナオは消されていて荒巻に報告すると悔しがり、素子が誰かが見ていると報告しようとすると会場に記者が入ろうとして騒ぎになっていたのはドキドキしました。
記者の中から男が女を人質にして笑い男だと宣言して総監の足を撃ち、総監が立ち去ろうとすると警官が真実を語れと総監を撃ち、笑い男が多数潜入していると報告を受けたのはハラハラしました。
ボーマがワクチンを作ったけど手当たり次第に襲って来るのは別物だと分かり、素子がSPと地下の救急車へ向かうけど大男に阻まれてタチコマが助けてくれたのはヒーローでした。
車の影でコソコソしていた男をタチコマが捕まえたけど、笑い男の模倣犯が多数捕まっておじいちゃんまでいたのはビックリでした。
総監は入院中に任期を満了できないのは悔いが残るけど関係あるものは退いた方がいいと電話していたけど、荒巻が来て公安9課は独自の捜査をすると宣言したのはドキドキしました。
荒巻は笑い男のオリジナルはいないと思っていて、素子は誰かが見ていたのは何だったのか考えるけど、荒巻が山口刑事の墓に花を手向けるようトグサに言うのは気遣いの出来る良い上司ですね。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX【第7話】のネタバレ感想
「偶像崇拝 IDOLATER」
民主革命の指導者にして伝説の英雄・マルセロは政治に参加せず一介の軍人として近隣の国々の革命の指揮を取っていて、暗殺されたとニュースでやっていたのに素子達の前で飛行機から降りて来たのはワクワクしました。
マルセロは頻繁に入国を繰り返していたようで、ニュースでは政府がマルセロの無事を伝えていたけど暗殺の度に影武者が消えていたようですね。
マルセロは過去5年間で12回も来日を繰り返していたけど、その理由を調査して欲しいと公安9課に捜査依頼が来たとは誇らしいけど、外務省からマルセロを大人しく帰国させろとは難しそうです。
トグサの尾行でマルセロが潜伏しているホテルが判明し、33階のVIPルームにいるようだけどタチコマでバトーが中の様子を探っていたのはドキドキしました。
ルームサービスが来たのでメイドロボットの目を素子が借りると、マルセロ本人だと確認して一緒にいる男は巧輪会新浜支部の幹部・権藤金吉だと分かったのは犯罪の匂いがしました。
メイドロボットが廊下に出ると新浜県警が来て権藤と会わせろと言い、廊下に座っていた男が刑事を殴って血塗れにしたのは衝撃でした。
男は他の刑事を銃で撃ち、刑事達も応戦してメイドロボットが撃たれて視界が真っ暗になったのは怖かったです。
刑事は麻薬密売の現場を押さえようと乗り込んで来たようで、荒巻は県警にマルセロを捕まえられたら面倒だと逃がすよう素子に指示を出したのはワクワクしました。
素子が部屋に突入すると女達が攻撃して来てビックリだし、マルセロは権藤と一緒に逃げてトグサが尾行していたのは抜かりないです。
サービスエリアで車を乗り換えられて逃げられたのは残念だけど、マルセロの過去5年間の行動記録から巧輪会の倉庫が浮かび上がり、マルセロが入国したタイミングで電力消費量が跳ね上がっている日があるとは謎でした。
タチコマを倉庫へ向かわせるとマルセロと権藤がいて、素子とトグサが別々に建物の中へ侵入し、バトーがトイレにいる権藤を放り出して中に入ったのは笑えました。
トグサと素子がマルセロを見つけて一斉に取り押さえようとしたけど別の場所にいて、素子が襲われたのはハラハラしました。
マルセロは死んでいてクローンを量産していたとは衝撃だけど、9課は秘密にする事にして夢を語る人形を見送ったのは虚しい気がしました。